こんにちは。ペイントホームズ浜松店です。
外壁塗装を検討し始めると、シリコン、ラジカル、フッ素、無機など、さまざまな塗料の名前を目にします。
それぞれ価格や期待耐用年数が異なるため、「どの塗料を選べばよいのだろう」と迷われる方も少なくありません。
ただし、耐用年数が長い塗料ほど、すべての住宅に適しているとは限りません。外壁材の種類や現在の傷み方、立地、予算、次回の塗り替えをいつ頃に考えるかによって、検討しやすい塗料は変わります。
塗料名や耐用年数の数字だけで決めないことが大切です。
この記事では、シリコン・ラジカル制御形・フッ素・無機塗料の違いと、住宅に合う塗料を比較する際の考え方をご紹介します。
4種類の外壁塗料を比較
まずは、今回ご紹介する4種類の塗料について、価格の傾向や期待耐用年数、特徴を一覧で確認してみましょう。
| 塗料の種類 | 期待耐用年数の目安 | 価格の傾向 | 主な特徴 | 検討しやすいケース |
|---|---|---|---|---|
| シリコン | 約8~12年 | 比較的抑えやすい | 価格と性能のバランスを比較しやすい | 初期費用と耐久性のバランスを重視したい場合 |
| ラジカル制御形 | 約12~15年 | 中程度 | 塗膜劣化に関係するラジカルを抑えるよう設計されている | 費用と耐候性のバランスを比較したい場合 |
| フッ素 | 約15~20年 | 高め | 耐候性を重視した製品が多い | 塗り替え周期や足場工事の回数を意識したい場合 |
| 無機 | 約15~20年 | 高め | 耐候性を重視した製品が多い | 初期費用を含めて長期的に計画したい場合 |
※期待耐用年数は一般的な目安です。実際の年数は、製品、立地、外壁材、下地の状態、施工仕様、日当たりや雨風の影響などによって異なります。
表を見ると、耐用年数が長い塗料ほど高価格になる傾向があります。しかし、価格が高い塗料を選べば必ず得になるわけではありません。
今後どのくらい住み続ける予定なのか、屋根やシーリングのメンテナンス時期と合わせられるかなども含めて比較する必要があります。
塗料を決める前に外壁の状態を確認
外壁塗装では、仕上げに使用する塗料だけでなく、塗装前の外壁がどのような状態なのかを確認することが欠かせません。

こちらの写真では、サイディング外壁に縦方向のひび割れが見られます。ただし、写真だけでは、ひび割れの深さや内部の状態までは判断できません。
実際の現地調査では、ひび割れの位置や幅、周囲の状態を確認し、塗装前にどのような補修が必要かを検討します。傷みがある部分へ仕上げ塗料を塗るだけではなく、下地を整える工程も含めて考える必要があります。

塗料を検討するときは、一部分だけでなく建物全体を見ることも大切です。同じ住宅でも、日が当たりやすい面と日陰になりやすい面では、外壁の状態が異なる場合があります。
浜松市周辺には、海に近い地域、風を受けやすい立地、日当たりのよい住宅地など、さまざまな環境があります。「浜松市ならこの塗料」と一律に決めるのではなく、実際の立地と建物の状態を確認して選びます。
シリコン塗料の特徴
シリコン塗料は、外壁塗装で広く使われてきた塗料の一つです。価格と性能のバランスを比較しやすく、多くの製品があります。
シリコン塗料を比較に入れやすいケース
- 初期費用と耐久性のバランスを重視したい
- 標準的な価格帯の製品から比較したい
- 次回の塗り替えを10年前後から考えている
ただし、「シリコン塗料」という名前が同じでも、製品ごとに樹脂の構成や機能、価格は異なります。分類名だけで品質を判断せず、製品の仕様や住宅との相性を確認することが大切です。
ラジカル制御形塗料の特徴
ラジカル制御形塗料は、塗膜の劣化に関係する「ラジカル」の発生や働きを抑えるよう設計された塗料です。
比較的検討しやすい価格帯の製品もあり、シリコン塗料とあわせて見積りに入ることがあります。
ラジカル制御形塗料を比較に入れやすいケース
- 費用と耐候性のバランスを比較したい
- 日当たりのよい外壁面の塗り替えを検討している
- シリコン塗料以外の候補も確認したい
ラジカル制御形は、シリコンやフッ素のような樹脂の種類そのものではありません。そのため、製品によってベースとなる樹脂や仕様が異なります。名称だけでなく、見積書に記載された製品の説明も確認しましょう。
フッ素塗料の特徴
フッ素塗料は、耐候性を重視したい場合に比較されることの多い塗料です。シリコン塗料やラジカル制御形塗料よりも、見積り金額が高くなる傾向があります。
フッ素塗料を比較に入れやすいケース
- 初期費用よりも塗り替え周期を重視したい
- 足場が必要な工事の回数をできるだけ抑えたい
- 屋根と外壁の耐久性のバランスを検討したい
高耐久とされる塗料でも、下地の状態や施工方法が適切でなければ、期待どおりの状態を保てるとは限りません。塗料の性能だけでなく、補修や下塗りを含めた工事内容も確認する必要があります。
無機塗料の特徴
無機塗料は、無機成分を配合した塗料です。耐候性を重視した製品が多い一方で、「無機」という名前だけで、すべての製品が同じ性能になるわけではありません。
塗料として使用するためには有機成分も含まれており、その配合や製品設計によって特徴が異なります。
無機塗料を比較に入れやすいケース
- 耐候性を重視した製品を検討したい
- 初期費用を含めて長期的な計画を立てたい
- フッ素塗料などの高耐久塗料と比較したい
無機塗料は価格が高くなることもあるため、将来の住み替えや建て替えの予定、屋根やシーリングのメンテナンス時期も含めて考えることが大切です。
期待耐用年数の数字だけで決めない
塗料のカタログや紹介記事には、期待耐用年数の目安が記載されています。しかし、実際の塗膜の状態は、建物の立地、外壁材、下地の傷み、施工方法などによって変わります。
例えば、日差しや雨風を受けやすい面と、屋根や隣家の影になる面では、同じ塗料を使用しても経年変化が同じになるとは限りません。
そのため、「この塗料なら必ず何年持つ」と考えるのではなく、製品ごとの目安として確認し、施工仕様や保証内容とあわせて比較することが必要です。
期待耐用年数と保証年数は同じではありません。
塗料の耐用年数が15年程度と案内されていても、工事保証が同じ15年間になるとは限りません。見積り時には、保証の対象や期間も確認しましょう。
予算だけでなく次回の工事時期も考える
初期費用を抑えたい場合と、次回の塗り替えまでの期間をできるだけ長く考えたい場合では、選ぶ塗料が変わることがあります。
ただし、外壁だけ耐久性の高い塗料にしても、屋根、シーリング、付帯部などが先にメンテナンス時期を迎える場合があります。
塗料を比較するときに整理したいこと
- 今回の工事にかけられる予算
- 今後どのくらい住み続ける予定か
- 屋根やシーリングの状態
- 艶や色など、希望する仕上がり
- 次回の塗り替えをいつ頃に考えるか
見積りを比較する際は、塗料の価格だけでなく、下地補修、塗装範囲、塗装回数、付帯部の内容まで確認しましょう。
安い塗料が悪いとは限りません
耐久性が高い塗料ほど、必ず満足度が高くなるとは限りません。
数年後に住み替えや建て替えを予定している場合や、ほかの修繕費用とのバランスを優先したい場合は、高価格帯の塗料が適さないこともあります。
反対に、今後も長く住み続ける予定で、次回の足場工事までの期間を考えたい場合には、高耐久塗料を比較する意味があります。
大切なのは、塗料の順位ではなく、その住宅と今後の暮らし方に合っているかどうかです。
まとめ
今回は、シリコン・ラジカル制御形・フッ素・無機塗料の期待耐用年数や特徴と、外壁塗料を比較するときの考え方をご紹介しました。
塗料を選ぶときは、価格や耐用年数の数字だけを見るのではなく、外壁の状態、立地、下地補修、今後の住まい方まで含めて考えることが大切です。
ひび割れなどの傷みがある場合は、塗料選びの前に、必要な補修内容を確認しなければなりません。また、高耐久塗料を選ぶ場合も、屋根やシーリングなど、ほかの部分とのメンテナンス時期をそろえられるか確認すると、工事計画を立てやすくなります。
浜松市・磐田市・周智郡で外壁塗装をご検討中の方は、現在の建物の状態やご希望を伺いながら、比較しやすい塗料をご案内します。まだ塗料の種類を決めていない段階でも、お気軽にご相談ください。
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